「優秀ポスター賞」受賞!(第22回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム)

2016/12/26 17:45 に www2 creator が投稿   [ 2016/12/26 17:52 に更新しました ]
小林 美穂(こばやし みほ)さん (工学府・博士前期課程応用化学専攻1年)

栃木県立宇都宮中央女子高校 2012年卒業   指導教員:伏見 千尋 先生

●参加学会:第22回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム

http://dem.t.u-tokyo.ac.jp/fb22/index.html (学会)
(プログラム  P5-19

●テーマ:「Investigation of reactivity of coal in a downer

      pyrolyzer with heat carrying particles and steam

     (ダウナー熱分解炉での熱媒体粒子や水蒸気存在下での石炭の

      反応性)

●内 容:高効率石炭火力発電のためには1000℃以下での石炭熱分解とガ

     ス化反応を行うことが必須です。この研究では、粒子・ガス下

     降流(ダウナー)型反応器にて、900℃で予熱した熱媒体粒

     (ケイ砂)と水蒸気をともに供給した時のオーストラリア産の

     Loy Yang炭の熱分解実験を行いました。

     生成する気体燃料(H2COなど)とタールや固体燃料(チャー)

     の生成量を測定しました。

     900℃に予熱したケイ砂の供給量を増やすことにより、タールが

     ケイ砂の表面に固体炭素として付着されて回収できることを明

     らかにしました。これにより、従来で問題となっていた熱分解

     炉からのタールの放出を大幅に削減することができました。
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