小林 美穂(こばやし みほ)さん (工学府・博士前期課程応用化学専攻1年)
栃木県立宇都宮中央女子高校 2012年卒業 指導教員:伏見 千尋 先生
●参加学会:第22回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム http://dem.t.u-tokyo.ac.jp/fb22/index.html (学会) (プログラム P5-19) ●テーマ:「Investigation of reactivity of coal in a
downer pyrolyzer with heat carrying particles and steam (ダウナー熱分解炉での熱媒体粒子や水蒸気存在下での石炭の 反応性)」 ●内 容:高効率石炭火力発電のためには1000℃以下での石炭熱分解とガ ス化反応を行うことが必須です。この研究では、粒子・ガス下 降流(ダウナー)型反応器にて、900℃で予熱した熱媒体粒 (ケイ砂)と水蒸気をともに供給した時のオーストラリア産の Loy Yang炭の熱分解実験を行いました。 生成する気体燃料(H2、COなど)とタールや固体燃料(チャー) の生成量を測定しました。
900℃に予熱したケイ砂の供給量を増やすことにより、タールが ケイ砂の表面に固体炭素として付着されて回収できることを明 らかにしました。これにより、従来で問題となっていた熱分解 炉からのタールの放出を大幅に削減することができました。 |
●受賞日:2016年12月9日