相蘇
春菜(あいそ はるな)さん (連合農学研究科・環境資源共生科学専攻3年)
山形県立酒田東高等学校2008年度卒業 指導教員:横田 信三 先生、石栗 太 先生
●参加学会:日本木材学会 http://jwrs.org/ (学会)
http://www.jwrs.org/awards/winners_2015.pdf (受賞者一覧) ●テーマ:「広葉樹における傾斜刺激に伴う樹体支持戦略のための 組織学的、化学的特徴の解明」
●内 容:樹木は、幹や枝が曲げられて傾斜刺激を受けると、幹や枝を 元の位置に戻そうとして、「あて材」を形成します。一般に、 広葉樹では、枝の上側に、あて材を作ることによって、幹や 枝を元の位置に戻します。この研究では、傾斜した枝や幹の 上側にあて材を形成しない特異的な樹種や、広葉樹の最大の 組織学的特徴である道管を持たない樹種についてあて材の組 織学的、化学的特徴を調査しました。その結果、化学成分の 1つであるグアイアシルリグニンの多い種が、傾斜下側にあ て材を形成する傾向にあることを明らかにしました。この結 果は、樹木と重力の関係の解明に大きく寄与するものです。 |
●受賞日:2016年1月30日