「第2回日本木材学会優秀女子学生賞」受賞!(日本木材学会)

2016/06/23 19:27 に www2 creator が投稿   [ 2016/06/23 19:29 に更新しました ]
相蘇 春菜(あいそ はるな)さん (連合農学研究科・環境資源共生科学専攻3年)

山形県立酒田東高等学校2008年度卒業   指導教員:横田 信三 先生、石栗 先生

●参加学会:日本木材学会

http://jwrs.org/ (学会)
      http://www.jwrs.org/awards/winners_2015.pdf (受賞者一覧)
●テーマ:「広葉樹における傾斜刺激に伴う樹体支持戦略のための

      組織学的、化学的特徴の解明」

●内 容:樹木は、幹や枝が曲げられて傾斜刺激を受けると、幹や枝を

     元の位置に戻そうとして、「あて材」を形成します。一般に、

     広葉樹では、枝の上側に、あて材を作ることによって、幹や

     枝を元の位置に戻します。この研究では、傾斜した枝や幹の

     上側にあて材を形成しない特異的な樹種や、広葉樹の最大の

     組織学的特徴である道管を持たない樹種についてあて材の組

     織学的、化学的特徴を調査しました。その結果、化学成分の

     1つであるグアイアシルリグニンの多い種が、傾斜下側にあ

     て材を形成する傾向にあることを明らかにしました。この結

     果は、樹木と重力の関係の解明に大きく寄与するものです。

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