「Best Presentation」受賞!(日本レオロジー学会第43年会)

2017/01/04 20:07 に www2 creator が投稿   [ 2017/01/04 20:18 に更新しました ]
佐川 直也(さがわ なおや)さん (連合農学研究科・2年)

          神奈川大学付属高等学校 2009年卒業   指導教員:四方 俊幸 先生

●参加学会:日本レオロジー学会第43年会

http://www.srj.or.jp/index-j.html (学会)
(プログラム P2 P28

●テーマ:「第三級アミン水溶液の構造とダイナミックス」

●内 容:物質を水に溶かすと、水分子がその物質にくっつくことで水和

          を生じて溶解していると考えられます。この水和現象は、みな

          さんが料理をする時などで日常的に起こっていることですが、

          今でもまだ完全には理解されているわけではありません。この

          研究では、液体状態の水分子がどのくらいの時間をかけて一回

          転するのかを測定できる測定手法を用いて、水和していない普

          通の水分子に比べて回転が遅い水和した水分子の数を測定しま

          した。その数から、溶解した物質一分子に水和した水分子の数

          である「水和数」を決定しました。おまけに、水分子が物質に

          水和している時間も決められますので、物質が水に溶けている

          状態をより詳しく理解できるようになりました。物質が水に溶

     けた状態に関する理解がさらに進めば、色々な物質の溶解性を

     コントロールする新しい技術を生み出すことが可能になると期

     待されます。
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