KHAIRUNNISA BINTI MOHD PAAD(かいるんにさ びんてぃ むはまど ぱあど)さん
(生物システム応用科学府 博士後期課程:生物システム科学専攻2年)
Sabah Science Secondary School 2005年卒業 指導教員: Wuled Lenggoro先生●参加学会: The 2nd International Conference on Purity, Utility Reaction and Environmental Research – PURE2015 http://dsr-conferences.co.uk/pure/ ●テーマ:「Development of a battery-driven passive sampling systemfor electrostatically trapping atmospheric particles particles(大気中粒子を捕集するための電界を用 いたパッシブサンプリングシステムの開発)」 ●内 容: 大気中に浮遊する粒子状物質の中で最も個数濃度が高いとされ るサブミクロン(0.1~1μm)範囲の粒子を比較的「シンプ ル」に捕集できるようなシステム(パッシブ型サンプラー)の 開発を目指しました。本研究では、静電気力に着目し、新たな パッシブ型サンプラーを開発しました。一般的にサブミクロン 粒子の捕集が難しいとされ、大気中のサブミクロン粒子の性状 に関する情報が不足しています。パッシブ型サンプラー の捕 集効率をあげるために、サブミクロン粒子の静電気による移動 速度を利用しました。乾電池を用いて携帯できる電源を工夫し たサンプラーを設計・作製し、実験室内のモデル粒子と実環境 (大気)中の微粒子を捕集・測定を行いました。比較的低コス トであるこの新しいサンプラーはサブミクロン粒子の捕集に成 功し、各地の大気汚染だけではなく室内の大気汚染に関する理 解もより深める可能性があります。 レンゴロ研のホームページ:https://empatlab.wordpress.com/ |