論文Applied Physics Letters誌の編集長から注目論文(Editor's Pick)として取り上げられ、同誌のFacebookで紹介されました!

2017/02/07 20:30 に www2 creator が投稿   [ 2017/02/23 16:42 に更新しました ]
貝原 輝則(かいはら てるのり)さん (工学府・博士後期課程電子情報工学専攻3年)

      科学技術学園高等学校2002年卒業   指導教員:清水 大雅先生

●掲載誌: Applied Physics Letters

 
●テーマ:「Magnetic field control and wavelength tunability of SPP

      excitations using Al2O3/SiO2/Fe structures,

●内 容:ガラスやプラスチックなどの絶縁体と金属の界面を這うように

          光が伝搬する現象を表面プラズモンポラリトンと呼びます。レ

          ンズを使って光を集光するよりも狭い場所に光を閉じ込めるこ

          とができるので、光回路やセンサへの応用が進められていま

     す。本研究では、磁石の材料の一つである鉄を金属に利用し、

     酸化アルミニウムとガラスの2つの材料を積み上げた絶縁体を

     使って表面プラズモンと呼ばれる光を実現しました。特に光が

     界面を這う様子を磁石の力で大きく変えることに成功しまし

     た。本研究の成果は光を一方向にだけ伝搬する光アイソレータ

     の小型化や光集積回路への応用が期待でき、より快適な情報化

     社会の実現につながります。
     本研究は清水大雅研究室とスペイン マドリッド マイクロエ
     レクトロニクス研究所のAlfonso Cebollada教授, Gaspar 
     Armelles教授との共同研究の成果です。論文第一著者の貝原輝
     則君が20161月から3月にスペインに渡航しAlfonso 
     Cebollada教授, Gaspar Armelles教授のもとで3か月間研究し、
     得られた成果です。

※集合写真:後列一番右が貝原さん
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