山下 翔太(やました しょうた)さん (工学部・情報工学科4年)(2013年3月時点)
●参加学会:情報処理学会第75回全国大会
●テーマ:「節水行動の促進に向けた水道使用時の水の無駄遣い行動の認識 」 ●内 容:本研究は,洗顔時に水を不必要に流しっぱなしにするような水道水 の無駄遣いを減らすために,利用者に注意を促すシステムに関するもの です。従来,使用量を通知する方法が取り入れられてきましたが,それだけ では真に必要な場合にも注意されることになり,利用者はやがてシステムの いうことを聞かなくなります。そこで,本研究では「水が流れているけれど使 われていない」無駄遣い状態を検出して,その事実と無駄遣いした量を利用 者 に伝えることで高い説得力を持った情報伝達システムの実現を目指しま した. その結果,「手洗い」,「洗顔」,「歯磨き」,「食器洗い」,「水溜め」の 代表 的な5行動の最中の無駄遣いを平均で86%の正しさで判定することを 可能としました。この結果を基にした試算によると,3人家族で1か月あたり 約1000 リットルの節水が見込まれます。 ※東京の水道料金では、1か月あたり上水道で約900円、下水道で 約500円! の節約になります。 |
●受賞日:2013年3月8日